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私の鉄板授業〜速さの問題〜

中学生の話。

生徒と初めての授業では、その子のレベルにもよるが速さの問題が面白い。

 

よくやる、「みはじ」や「きはじ」は使わない。

 

速さなんて公式でもなんでもない。常識だ。速さとは何か?その概念を感覚としてつかめば誰だってわかる。

 

速さとは何か?

例えば80㍍/分。これを言葉で説明すると、1分間に80㍍進む。となる。

 

2分進んだら?160㍍

3分進んだら?240㍍

 

である。計算式は

2分なら80㍍が2個分だから80㍍×2

3分なら80㍍が3個分たから80㍍×3

ですよね。掛け算するに決まっとる。

 

これは立派な比例である。これから1次関数へとつながっていく。理科だってできるようになる。

 

大事な事は、ここから比例や割合の概念を学ぶこと。

 

こんな簡単なことを公式で教えてしまうからわからなくなるし応用が効かない。理科ができない。

 

体感ではこの比例の感覚は偏差値50レベルでもかなり怪しいと感じている。

 

話は飛躍するがコロナのニュースを見て本日の感染者数ガーばかり言っていて、陽性率とか10万人に一人あたりとかそういう割合の指標がされないのは、わからない人が多いのではないかと感じる。

 

高校入試の偏差値50レベルがわからないのだから、下手すると国民の半数がわからない…としたら、恐ろしい。