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自己肯定感と自己効力感

よく比較され、違いが議論される、「自己肯定感」と「自己効力感」について自分の考えを備忘録的にまとめてみたいと思います。

 

自己肯定感とは、ありのままの自分を自分として認めること。失敗しても自分は自分。ゆるぎない地盤のようなもの。

 

自己肯定感が高いと、ポジティブな思考で、あまり落ち込むことがなさそうです。打たれ強さ、ゲーム的に言えば、タフネスですかね。

 

一方、自己効力感とは、何かにチャレンジする力、自分はできるんだという、前向きな気持ちでしょうか。

 

自己効力感が高いと、色々なものにチャレンジする力が高そうです。ゲーム的に言えば、攻撃力やスピードでしょうか。

 

妻と、自己肯定感や効力感の話をすると「褒めて甘やかせて育てること」と認識しているようで、「甘やかせて育てるから、わがままで、変なプライドだけ高くて仕事もすぐやめてしまうような人間ができるのだ!」と言うのです。息子にはそうなってもらいたくない、ということなのでしょう。

 

結論から言ってしまうと、自己肯定感とは「失敗体験」から、自己効力感とは「成功体験」から得られるものであると、私は思うのです。

 

自己肯定感は失敗した時に、「君は大丈夫!失敗したっていいんだ。私たち(親)が付いているからまたやってみよう」と勇気づけられて得られるもの。

自己効力感は成功して楽しい!色々と考えてチャレンジすることが楽しい、亜太rしいことに取り組んで成功することで得られるもの。

 

なのではないでしょうか。

 

そこで妻の事例を考えてみましょう。ここでいう、甘やかされて育つというのは、失敗体験も成功体験も薄いからではないでしょうか。

 

子供が失敗しないように、親が見張っていることで失敗の経験がない。はたまた、1人でやり遂げないで親がいつもついていることで成功した実感がない。

 

自己肯定感と自己効力感。それは失敗体験と成功体験。小さな失敗と小さな成功から子供本人に体験させてあげることこそ、親の仕事なのかもしれないなぁと自戒を込めて。